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はじめに

ママの応援団 はじめに
イラストで見る赤ちゃんの事故予防
あなたの家は大丈夫?

監修/久保田千鳥:ちどりこどもクリニック院長、小児科医

 幼児から小学生にかけて、子どもの死亡原因の第一位は、何だと思いますか?病気ではありません。不慮の事故になっています。年齢により事故の種類・頻度は違いますが、毎日多くの事故が発生し、子どもの生命・健康を脅かしているのが現状です。

 

 ご家庭でも、大きな事故に至らなくとも「ヒヤッ」とした経験は多々お持ちのことでしょう。病気の予防・治療は重視されていますが、事故についてはやむを得ないものの、避けがたいものといった誤った認識があるようです。病気と同様に事故を認識し、かけがえのない我が子を事故から守るためには、事故が起こりにくい環境・安全な環境を整えることが大切です。

 

 生後5ヶ月を過ぎる頃になると、赤ちゃんは手にもったものを何でも口に入れるようになります。早い赤ちゃんでは、9ヶ月頃から小さなものまで指先でつまむことができるようになります。1歳を過ぎ、ひとり歩きができるようになると行動範囲が更に広がり、事故の種類も増えます。

 

 子どもは日々成長し、昨日までできなかったことを、今日はやり遂げてしまうといった常に進化の過程にあります。いつ頃どんな事故が起こりやすいか知っておくことは、事故防止の上でとても重要です。

 

 子どもの事故が減るように、小児科医として少しでもお役に立てればと思い、今回「子どもの事故防止対策」をテーマに取り上げてみました。

 

 皆様の子育てに、ご参考になれば幸いです。

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